スタディサプリを4年使っています。
2023年の春に、当時小4だった兄と、年長だった弟で同時に始めました。
その兄が今は中1、弟が小3になりました。
4年使って出た結論は、スタサプは放置では回らないということです。
※本記事にはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト・もしもアフィリエイト)を含みます。理由はひとつで、答えが見えてしまうからです。
選択肢を上から順に押していけば、いつかは正解して満点が取れます。
うちの息子は実際にそれをやりました。
この記事では、口コミサイトには載っていないその話を中心に、4年分の実態をそのまま書きます。
テキストを1冊も買わずに全部印刷している話や、市販の問題集とどう使い分けているかも入れました。
結論|4年続いたけれど、主役にはならなかった

先に結論をまとめます。
スタサプは4年続きましたが、うちでは一度も勉強の主役になっていません。
あくまで補助教材で、主役は市販の問題集です。
- 1契約で小1から高3まで全部見られる。学年をさかのぼるのも先取りするのも自由
- 初めて習う分野の入り口として優秀。教科書を読むより頭に入る
- 動画を見て終わりにならない。ドリルと予想問題と暗記がセットで付いてくる
- 月2,178円で止められる。合わなければ来月やめればいい
- 答えが見えるのでズルができる。正答率も満点も信用できない
- 動画が長い。1本27分の授業を毎回見ていたら終わらない
- 親が中身を見ないと成立しない。渡して終わりにはできない
この3つ目が、この記事でいちばん伝えたいところです。
スタサプの口コミを探すと、続けやすいとか安いという話ばかり出てきます。
でも実際に4年間そばで見ていると、いちばんの問題は料金でも続けやすさでもありませんでした。
うちの使い方の前提

まず、どんな家庭が書いているのかを先に出しておきます。
- 開始:2023年春。当時小4の兄と年長の弟で同時に
- 現在:兄は中1、弟は小3。4年目に入っている
- 使う端末:親のお古のスマホ。ブラウザで開いている
- 支払い:月払い
- テキスト:冊子は1冊も買わず、PDFを自宅プリンタで印刷
- 親の関わり:問題の中身を見る。管理画面は見ていない
料金は小学講座も中学講座も同じで、月払いなら月2,178円です。
12か月一括なら21,780円で、月あたり1,815円になります。
1年で4,356円の差なので、続けるつもりなら一括のほうが得です。
それを分かったうえで、うちは月払いのままにしています。
いつでも止められる状態にしておきたいからです。
4年で計算すると17,000円ほど損している計算になるので、そこは正直に書いておきます。
【本題】スタサプはズルができる

ここがこの記事の本題です。
算数や数学の問題は、答えが4つの選択肢で用意されています。
つまり、上から順に押していけば、4回以内に必ず正解します。
解き方が分からなくても、考えていなくても、画面上は満点になります。
確認テストも同じです。
あてずっぽうで選びまくれば、いつかは正解にたどり着きます。
どうやって気づいたか
きっかけは、勉強したばかりの内容をまったく覚えていなかったことです。
理解していれば解けたはずの問題が、あとで出したらまるで解けませんでした。
さっきやったばかりなのにおかしいと思って、後ろからこっそり様子を見ました。
連打していました。
画面の上では、その日もちゃんと勉強が終わったことになっていました。
なぜズルをするのか
叱る前に、なぜやったのかを考えてみました。
思い当たったのは、うちがご褒美を設定していたことです。
勉強が終わったらゲームができる、終わったら遊びに行ける、という約束にしていました。
子どもからすれば、早く終わらせたほうが得です。
終わらせること自体が目的になった瞬間、答えが見える教材はただの作業になります。
ご褒美で机に向かわせている家庭は多いと思います。
うちもそうでしたし、それ自体は悪い方法だと思っていません。
ただ、その状態でスタサプだけを渡すと、こうなる可能性があるという話です。
アプリなら音で気づけたかもしれない
あとから分かったことがあります。
スタサプのアプリ版は、正解のときも不正解のときも音が鳴ります。
不正解の音が何度も連続すれば、隣の部屋にいても親は気づけます。
ところが、うちは親のお古のスマホを子どもに使わせています。
OSが古いので、スタサプのアプリがインストールできませんでした。
それでブラウザで開いて使っていたのですが、うちの環境ではブラウザだと音が鳴りませんでした。
だから、総当たりで連打していても親は気づけなかったわけです。
スタサプのアプリは、対応OSが思ったより新しめです。
App Storeの表示では、iOS 17.0以降が必要と書かれています。
iOS 17が入るのはiPhone XS以降なので、それより前の機種ではアプリが入りません。
古い端末はアプリが入らず、ブラウザ利用になります。
アプリ前提の機能が使えているか、渡す前に一度確認しておくことをおすすめします。
ズルが分かってから変えたこと
気づいたあと、うちは3つのことを変えました。
まず、終わったかどうかで判断するのをやめました。
何問やったかではなく、何を説明できるようになったかで見るようにしています。
次に、ご褒美の条件を変えました。
画面上で終わったらではなく、こちらが出したプリントが解けたら、という条件にしました。
3つ目は、たまに横で見ることです。
毎回張り付く必要はありませんが、月に何度かは解いている様子を見るようにしました。
手の動きを見れば、考えて選んでいるのか押しているだけなのかはすぐ分かります。
だから、理解できているかは紙で確認している

ズルの一件以来、うちは画面の中の点数を信用していません。
正答率が高くても、それが理解している証拠にはならないからです。
代わりにやっているのが、紙のプリントで確認することです。
選択肢がなければ総当たりはできません。
- ちびむすドリルなどの無料プリントをそのまま印刷して解かせる
- 生成AIで確認プリントを作る。うちはGeminiを使っている
- スタサプのPDFを読み込ませて、暗記用にA4サイズで作り直してもらう
3つ目が特に便利です。
スタサプのテキストはPDFでダウンロードできるので、それをそのまま生成AIに読ませます。
そして、この範囲の暗記用プリントをA4で作って、と頼むだけです。
授業で扱った内容とずれないので、確認テストとして精度が高くなります。
GeminiでもChatGPTでもClaudeでも、やっていることは同じなので好きなもので大丈夫です。
結局のところ、動画を見せることより、理解できたかを確かめることのほうが手間がかかります。
ここを省略すると、スタサプはただ画面を触っただけの時間になります。
中1(兄)の使い方|予習と復習が本命

中学生になってからの使い方は、かなりはっきりしてきました。
結論から言うと、予習と復習に使うのがいちばん効きます。
学校で習う前に一度見ておくか、習ったあとに分からなかったところだけ見に行く使い方です。
動画は長い。全部見ていたら終わらない
中学講座の授業は、約5分の要点授業と、約27分の応用力養成授業に分かれています。
27分は、中学生が毎日こなす量としてはかなり長いです。
5教科ぶん見ようとしたら、それだけで2時間を超えてしまいます。
なので、うちは見る動画を絞っています。
- 初めて聞く分野だけ、1倍速で見せる
- 一度習った分野は動画を飛ばして、問題から入る
- 同じ動画を何回も見るのは非効率。忘れたときだけ戻る
- 忘れないように、こまめに復習するほうを優先する
倍速で見せないのは、初めての内容だからです。
知らないことを速く流しても、頭に入らずに終わります。
逆に、一度理解したものを何度も見返すのは時間の無駄でした。
同じ動画を3回見るくらいなら、間隔をあけて3回問題を解いたほうが定着します。
忘れてしまったらもう一度見ればいいのですが、そもそも忘れる前に復習するのが大事です。
定期テスト対策はミッションに任せる
中学生になって使い方が変わったのが、定期テスト前です。
中学講座には定期テスト対策講座があります。
テストによく出る問題を集めた厳選予想問題と、重要語句を覚えるスピード暗記が入っています。
これを使うには、先ほどの教科書設定が済んでいることが前提になります。
あわせて、定期テストの日程を登録しておきます。
登録しておくと、テストの3週間前から、やるべきことがミッションとして出てくるようになります。
中1のうちは、テスト勉強を自分で計画するのがまだ難しい時期です。
何から手をつけるかを決めてもらえるだけでも、家のもめごとが減りました。
ただし、スピード暗記も選択式なので、ここでも同じ問題は起こりえます。
覚えたかどうかの最終確認は、やはり紙に書かせています。
教科書設定は9教科すべてやる

中学講座で最初にやっておくべき設定があります。
教科書設定です。
中学校の教科書は、地域や学校によって出版社が違います。
スタサプの定期テスト対策は教科書に対応しているので、使っている教科書の出版社を登録しないと噛み合いません。
子ども用のアカウントで、画面右上のメニューを開きます。
メニューの中からメンバー設定を選びます。
教科ごとに、学校で配られた教科書の出版社を選びます。
手元に教科書を用意してから始めるとスムーズです。
ここで注意したいのが、登録できる教科の範囲です。
解説記事によっては英語と数学と国語だけと書かれていることがあります。
実際の画面では、理科も社会も設定できます。
さらに副教科もすべて登録できるようになっています。
中学講座は演習問題が実技を含む9教科に対応しているので、全部そろえておいたほうが得です。
設定が終わると、登録した教科書に合わせた講座がこのように並びます。

上のタブを見ると、教科書対応講座のほかに定期テスト対策が主要教科と実技教科で分かれています。
高校受験対策のタブもあります。
社会は地理と歴史と公民の3つに分かれていて、それぞれ別に登録します。
うちの場合、公民だけは共通版でした。
教科書によっては対応講座がなく、共通版になることがあるようです。
面倒ですが、最初の1回だけの作業です。
あわせて、定期テストの日程を登録しておくのもおすすめです。
テストの3週間前になると、やるべき対策がミッションとして出るようになります。
1つの教科書に、講座が4種類ぶら下がる
ここは使ってみて素直に良いと思ったところです。
1つの教科書に対して、性格の違う講座が4種類用意されています。
中1の英語を例にすると、こうなっていました。

ひとつが講義動画で、238講義あります。
もうひとつがドリルで、64講義です。
ドリルの説明には、分からない部分が出てきたら講義動画に戻れると書かれています。
ここに定期テスト対策の2つが加わります。

厳選予想問題が111講義で、テスト形式の演習ができます。
スピード暗記 英単語が65講義で、一問一答で重要語句を覚える用です。
合わせると、中1の英語だけで478講義あることになります。
- 講義動画(238講義):理解するためのインプット
- ドリル(64講義):授業の復習と定着のための演習
- 厳選予想問題(111講義):テスト形式で実践練習
- スピード暗記(65講義):一問一答で重要語句を詰める
映像授業のサービスは、動画を見て終わりになりがちです。
その点スタサプは、見るだけのインプットで終わらせず、手を動かすアウトプット用の教材まで用意されています。
これは英語だけの話ではなく、どの教科でも同じ作りになっています。
市販の問題集を足さなくても、演習の量だけなら足りてしまいます。
ただし、ここでも同じ注意が必要です。
スピード暗記は一問一答の選択形式なので、選択式である以上は総当たりができてしまいます。
教材が良くても、最後に理解を確かめるのはやはり紙になります。
小3(弟)の使い方|年長から始めてどうだったか

下の子は年長のときに始めました。
まだ小学校に入る前だったので、小1の内容だけをやらせていました。
スタサプは1つの契約で小1から高3まで全部見られるので、この使い方ができます。
先取りで追加料金がかかることはありません。
できたこと、苦戦したこと
年長の時点でできていたのは、漢字と足し算と引き算でした。
このあたりは順調に進みました。
逆に苦戦したのが、算数の文章問題です。
計算はできるのに、文章になると何を聞かれているのか分からなくなっていました。
これは年長という年齢を考えれば当たり前で、読解力がまだ追いついていないだけです。
先取りをするとき、計算はどんどん進むのに文章題で止まるのはよくあることだと思います。
映像授業のほうは楽しんで見ていました。
先生が話しているのを見るのは、本人にとって面白かったようです。
この年齢で勉強を嫌いにならなかったのは、映像授業のおかげだと思っています。
サプモンは使わせていない
小学生向けには、サプモンという育成ゲームの要素があります。
勉強してコインを貯めると、キャラクターを育てたり着せ替えたりできる仕組みです。
うちは使わせていません。
ご褒美で勉強させるとどうなるかを、上の子のズルで経験しているからです。
コインのために問題を消化する形になると、また同じことになります。
ここは家庭によって考えが分かれるところだと思います。
低学年で机に向かう習慣をつけるには有効な仕掛けなので、否定はしません。
テキストは4年で1冊も買っていない

スタサプにはテキストがあります。
冊子で買うと1冊1,320円で、送料込みの価格です。
うちは4年間で1冊も買っていません。
すべてPDFをダウンロードして、自宅のプリンタで印刷しています。
PDFのダウンロードは無料です。
講座の画面からテキストをダウンロードを選ぶだけで、内容は冊子と同じです。
印刷にかかるお金
うちの印刷量は、1日3枚から5枚くらいです。
月にすると100枚を超えます。
この量で、実際いくらかかっているのかを出してみました。
- コピー用紙:2,500枚で2,245円なので、1枚あたり約0.9円
- 互換インク:純正の約3分の1の値段なので、1枚あたり約1.0円
- 合わせて1枚あたり約1.9円
- 月100枚なら約190円、1年で約2,300円
- 同じ枚数をコンビニで刷ると、1枚10円で1年12,000円
プリンタ本体を買う費用を足しても、4年で2万5千円ほどです。
同じ枚数をコンビニで刷っていたら、4年で48,000円かかっていた計算になります。
本体代を入れても、コンビニ印刷の半額くらいで収まります。
インクの単価は純正の公表値と価格差からの概算なので、目安として見てください。
うちが使っている道具
4年使っている実機を挙げておきます。
ブラザー DCP-J526N(A4インクジェット複合機)
自動両面印刷ができて、Wi-Fiでスマホからも刷れます。
純正の4色パックは4,000円を超えますが、こちらは1,400円ほどです。
1枚あたり1円を切ります。
切らすと困るので箱で置いています。
家庭用のクロスカットです。
場所を取らない卓上サイズを選びました。
プリンタで重視したのは、自動両面印刷ができることです。
学習プリントは両面で刷れると紙が半分で済むので、この機能は毎日使っています。
インクは互換インクです。
純正だと4色パックで4,000円を超えますが、互換なら1,400円ほどで買えます。
ただし互換インクはメーカーの保証対象外になることがあるので、そこは承知のうえで使っています。
心配な方は、最初の1セットだけ純正にして様子を見るのが無難だと思います。
これから買うならどう選ぶか
学習プリントの印刷は、ほとんどが白黒です。
なので、写真をきれいに印刷する性能はほぼ必要ありません。
選ぶ基準は、刷る枚数で変わってきます。
うちの量なら、本体が安いインクジェットに互換インクという組み合わせがいちばん安く済みました。
兄弟が増えて枚数が倍になるようなら、レーザーに買い替えると思います。
コピー用紙は2,500枚のまとめ買いです。
1枚あたり1円を切るので、500枚ずつ買うより安く済みます。
使い終わったプリントの裏は、そのまま計算用紙になります。
算数や数学の途中式を書く紙は、これで買わずに済んでいます。
両面印刷にすれば、使う紙の枚数はさらに半分になります。
ただし、裏紙として使いたいものは片面で刷ったほうが便利です。
うちは覚えるものは両面、解かせるものは片面、と分けています。
シュレッダーが必要になった
印刷を始めて予想外だったのが、ゴミの量です。
毎日3枚から5枚刷れば、当然その分だけ紙が溜まります。
名前や答えが書かれたプリントをそのまま捨てるのも気が引けました。
そこで家庭用のシュレッダーを置きました。
シュレッダーを使わないと、すぐにゴミ箱がいっぱいになります。
プリンタを買うなら、置き場所とセットで考えておいたほうがいいと思います。
ラミネーターでお風呂教材を作る
もうひとつ、買ってよかったのがラミネーターです。
印刷したプリントをラミネートすれば、お風呂に貼れる教材になります。
- 九九。低学年のうちはこれがいちばん役に立った
- 日本地図。都道府県と県庁所在地を入れたもの
- 小4から小6の社会。覚える用語をまとめたもの
市販のお風呂ポスターもありますが、自分で作ると内容を選べるのが利点です。
今つまずいている単元だけを貼れるので、無駄がありません。
作り方は2通りあります。
ひとつは、ちびむすドリルのようなサイトのプリントをそのまま印刷してラミネートする方法です。
もうひとつは、スタサプのPDFを生成AIに読み込ませて、暗記用にA4サイズで作り直してもらう方法です。
後者は、今まさに勉強している範囲でポスターが作れるので、そのまま試験対策になります。
お風呂は、子どもが逃げられない場所です。
湯船に浸かっている数分間、目の前に九九があれば勝手に読みます。
机に向かわせるより、ずっと楽に暗記が進みました。
市販の問題集との使い分け

ここは正直に書きます。
勉強の効率だけを見れば、市販の問題集や参考書のほうが上です。
先ほど書いたとおり、スタサプの演習教材は量としては十分あります。
足りないのは量ではなく、形式です。
紙のほうが速く進みますし、書き込めますし、選択肢がないので誤魔化しがききません。
なので、うちは市販の教材をやっている期間は、基本的にスタサプをやりません。
両方を並行させると、どちらも中途半端になるからです。
中1で使っている教材
上の子が実際に使っているのは、この3種類です。
1. 中学教科書ワーク(各1,485円)
学校の教科書に合わせて作られた問題集です。
教科と出版社ごとに分かれているので、教科書を見て選びます。
リンク先は数学1年の東京書籍版なので、お子さんの教科書に合わせて選び直してください。
2. でる順ターゲット 中学英単語1800(1,045円)
英単語はこれ1冊にしています。
高校入試まで使えるので、中1から始めても無駄になりません。
3. くもん 中学英文法(1,430円)と中学英文法問題集(990円)
文法は解説と問題集を分けて持っています。
分からないところを解説で確認して、問題集で手を動かす形です。
英語だけ3種類あるのは、単語と文法と教科書対応で役割が違うからです。
教科書ワークは出版社別に分かれているので、スタサプの教科書設定と同じ考え方で選びます。
下の子はまだ小3なので、市販の問題集は使っていません。
ちびむすドリルのような無料プリントを印刷して解かせています。
では、スタサプは何のためにあるのか
ここまで読むと、スタサプは要らないのではと思われるかもしれません。
それでも続けているのは、市販の問題集では埋められない場面があるからです。
- 初めて習う分野の入り口。参考書を読むより、人が説明してくれるほうが早い
- 学校で分からなかったところの復習。その単元だけ見に行ける
- 学年をまたぐ復習。つまずいた原因が前の学年にあるとき
特に3つ目は、市販の問題集だとやりにくいところです。
中1でつまずいた原因が小5の内容にあるとき、その学年の教材を買い直すのは面倒です。
スタサプなら追加料金なしでさかのぼれるので、ここは素直に便利です。
家庭向け・学習塾向け・学校向けは別のサービス

調べていて分かりにくかった点があるので、整理しておきます。
スタディサプリには、家庭向けのほかに、学習塾向けと学校向けがあります。
名前は同じでも、機能が違います。
うちが契約しているのは家庭向けです。
到達度テストは家庭向けにはない
よく話題になる到達度テストですが、これは家庭向けの機能ではありません。
学習塾向けサービスの公式FAQには、到達度テストは学校向けサービス限定の提供だと書かれています。
学習塾向けでも提供対象外です。
つまり、家で契約したスタサプに到達度テストを探しても見つかりません。
この点は解説記事でも混同されていることが多いので、注意してください。
学校でスタサプが配られる場合がある
学校向けのスタサプを導入している中学校があります。
主に私立ですが、自治体によっては公立でも導入されています。
学校から配られたIDと、家庭で契約したアカウントは別物です。
保護者用の画面も違います。
スタディサプリ for PARENTSというアプリは学校向けのもので、家庭で契約した場合の保護者画面はサポートWebです。
検索するとfor PARENTSばかり出てくるので、ここで迷う人が多いのだと思います。
ちなみにうちは、4年間そのサポートWebを一度も開いていません。
学習時間を見る機能があるようですが、見なくても困りませんでした。
時間を見るより、解いたプリントを見るほうが早いからです。
4年で変わったこと

4年のあいだにサービス側も変わっています。
いちばん大きいのは、中学講座の個別指導コースがなくなったことです。
コーチが付くコースがありましたが、2025年3月30日でサービスが終了しました。
いま中学講座で選べるのはベーシックコースだけです。
古い記事には個別指導コースをすすめているものが残っているので、参考にするときは日付を見てください。
大学受験の合格特訓コースも、2025年に終了が告知されています。
コーチが付くタイプのコースは、全体的に整理された形です。
兄弟で使うときの料金

兄弟で使いたい家庭は多いと思うので、ルールを書いておきます。
- 学習者ごとに契約が必要。人数分の料金がかかる
- 1つのアカウントを兄弟で共有するのは規約違反
- 兄弟割引はない
- 保護者のアカウントは1つでよく、そこに学習者を追加していく
ネット上には1人分の料金で兄弟が使える方法を紹介している記事もあります。
ただ、規約違反である以上、最悪の場合アカウントが使えなくなります。
おすすめしません。
そのうえで、スタサプのコスパの本質は兄弟の共有ではないと思っています。
1つの契約で小1から高3までの全学年が見られることのほうがずっと大きいからです。
小学生のうちに契約すれば、中学でも高校でも同じ料金のまま使い続けられます。
実際うちも、小4から中1まで学年が上がっても料金は変わっていません。
料金と無料体験、解約前に知っておくこと

契約まわりで引っかかりやすいところをまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 月払い | 月2,178円(税込) |
| 12か月一括 | 21,780円(税込)。月あたり1,815円 |
| 差額 | 1年で4,356円お得 |
| 対象 | 小学講座・中学講座とも同額 |
| 見られる範囲 | 小1から高3まで全学年 |
| 入会金 | なし |
| テキスト冊子 | 1冊1,320円(税込・送料込)。PDFは無料 |
無料体験は14日間です。
ただし条件があるので、そこだけ注意してください。
- 14日間の無料体験はWebから申し込み、クレジットカード決済の場合のみ
- アプリのストア決済で申し込むと無料体験の対象にならない
- 14日には申し込んだ日が含まれる。実質13日と考えたほうが安全
- 終了の24時間前までに利用停止すれば料金はかからない
- 途中で止めても残りの期間分は返金されない
- コンビニ決済は年払いのみ
返金がないので、12か月一括にするなら続ける見込みが立ってからのほうが安全です。
まず月払いで数か月試して、続きそうなら一括に切り替えるのが現実的だと思います。
向いている家庭と、向いていない家庭

4年使ってはっきりしたことを書きます。
- 親が中身を見られる家庭。10分でいいので何をやったか確認できる
- 塾に行く前に、家庭学習で足りるか試したい家庭
- 予習と復習の道具として割り切って使える家庭
- 学年をさかのぼって復習させたい家庭
- 完全に放置したい親。渡して終わりにはできない
- 早く終わらせたくてズルをする可能性のある子
- これ1本で成績を上げたい家庭。問題集との併用が前提になる
厳しい書き方になりましたが、ここを誤解したまま始めると必ず不満が出ます。
逆に、補助教材として割り切れば、月2,178円でこれだけ使えるものは他にありません。
うちが4年続けているのも、その割り切りができたからです。
よくある質問

- 何歳から使えますか
小学講座は小1からです。
うちは年長のときに始めて、小1の内容をやらせていました。
1つの契約で全学年が見られるので、先取りしても追加料金はかかりません。
- 兄弟で1つのアカウントを使えますか
使えません。
学習者ごとに契約が必要で、共有は規約違反です。
兄弟割引もありません。
- 親のスマホで契約できますか
できます。
ただし14日間の無料体験を使うなら、Webサイトからクレジットカード決済で申し込む必要があります。
アプリのストア決済だと無料体験の対象外になります。
- 古いスマホでもアプリは入りますか
OSが古いと入りません。
App Storeの表示では、iOS 17.0以降が必要とされています。
アプリが入らない場合はブラウザで使うことになりますが、その場合はアプリ前提の機能が使えないことがあります。
- 到達度テストはありますか
家庭向けにはありません。
学習塾向けサービスの公式FAQによると、到達度テストは学校向けサービス限定の提供です。
学校で受けたものと同じテストを家庭向けで探しても見つかりません。
- 解約しても期間内は見られますか
利用停止の手続きをしても、支払い済みの期間が終わるまでは利用できます。
ただし残りの期間分の返金はありません。
- スタサプだけで成績は上がりますか
うちの経験では、これ1本では難しいと思います。
答えが見えるので、解いた気になって終わってしまう場面があります。
市販の問題集やプリントと組み合わせて、理解できているかを別に確認する形をおすすめします。
- 動画は倍速で見せたほうがいいですか
初めて習う分野は1倍速で見せています。
知らない内容を速く流しても頭に入らないためです。
一度理解した内容は動画を見返すより、問題を解き直すほうが定着します。
- テキストは買ったほうがいいですか
うちは4年で1冊も買っていません。
PDFが無料でダウンロードできて、内容は冊子と同じだからです。
ただし自宅にプリンタがない場合は、コンビニ印刷だと1枚10円かかるので、冊子のほうが安く済むこともあります。
まとめ|答えが見えることを知ったうえで使う

4年使った結論をもう一度書きます。
- スタサプは選択肢を総当たりすれば満点が取れる。正答率は理解の証明にならない
- ご褒美で勉強させていると、早く終わらせるためにズルをしやすい
- アプリなら音で気づけるが、古い端末だとアプリが入らずブラウザ利用になる
- 理解の確認は紙のプリントでやるのが確実
- 教材の中身は良い。1教科に講義動画・ドリル・予想問題・暗記の4種類がそろっている
- 主役は市販の問題集。スタサプは予習・復習と学年をまたぐ復習に効く
- テキストはPDFを印刷すればコンビニの半額以下で済む
答えが見えることを知らずに始めると、たぶん失敗します。
知ったうえで、親が確認する仕組みをセットで用意すれば、月2,178円の教材としては十分な働きをします。
うちが4年間やめずに続けているのが、その答えです。
合うかどうかは子どもの性格によるので、まずは14日間の無料体験で様子を見るのがいいと思います。
そのとき、ぜひ横で1回だけ解いているところを見てみてください。
連打していないかどうかで、その子に向いているかがだいたい分かります。
