Amazon Musicを毎日利用しているよよと申します。
こんな疑問にお答えします。
2019年9月17日からAmazon Music HDのサービスが開始になりました。
サービス概要、実際に使ってみた感じ、Amazon Music Unlimitedと比較した内容をこの記事で紹介します。
この記事を見るとAmazon Music HDの内容と特徴をすべて知ることができます。
ちょっと聞いたことがない言葉も出ると思いますが、補足しながら解説します。
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Amazon Music HDとは?
対象楽曲6,500万曲以上の楽曲をCD音質であるHDで再生できる音楽聴き放題サービス。
6,500万曲以上の中の数百万曲以上は、さらに音質の良いUltra HDで再生できます。
月額1,980円で利用できますが、プライム会員だと200円引きの月額1,780円で利用可能。
Amazon Music Unlimitedとは?
対象楽曲6,500万曲以上の楽曲をCD音質よりも劣るSDで再生できる音楽聴き放題サービス。
月額980円で利用でき、プライム会員なら月額780円もしくは年額7,800円で利用できます。
僕が今まで登録していた音楽の聴き放題のサービスです。
音質の比較
音質に関して詳しくない人にとっては、聞きなれない用語が出てきます。
わかりやすく説明しますが、それでも「何言ってるかさっぱり…」という方はこの項目を飛ばしてください。
音質に関する用語
Amazon Music HDとAmazon Music Unlimitedの音質を比較するために用語をわかりやすく解説したいと思います。
Amazonのヘルプページでも解説していますが、正直クソわかりづらい。笑
ビット深度
音量を表現できる幅のことで、4ビットであれば22=4で4段階で音が表現されます。めちゃ低音質。
16ビットであれば216=65536段階で音が表現されます。
24ビットであれば224=16777216段階で音が表現され、より高音質になります。
このことから、ビットが1.5倍になるだけで単純に音質が1.5倍高音質になるという話ではありません。
圧倒的に音質が良くなるということがわかります。ただし、ビットが大きいと容量が重くなります。
サンプルレート
サンプリング周波数とも呼ばれ、1秒あたりの処理を実行する回数のことです。
単位はHzで、数値が大きければ大きいほど音がなめらかに表現されて、高音質になります。
CD音源は44.1kHz(44,100Hz)なので、1秒あたり44,100回の処理を実行していることになります。
この値が大きいと、容量が重くなりCPUに負荷がかかります。
ビットレート
1秒間に送信されるビット数(情報量)のことを表し、単位はbpsです。
ビット深度とサンプルレートを掛けたものがビットレートとなるので、下記のように計算が可能。
16ビット(ビット深度)
×44,100Hz(サンプルレート)
×2(ステレオ)
=1,411,200(bps)
≒1411(kbps)
ビットレートはkbpsで表されることが多いです。
総合的に見て、ビットレートが高ければ音質が良いということになります。
各サービスの音質比較
Amazon Music HDではUltra HDとHD音質、Amazon Music UnlimitedではSD音質の音楽が提供されています。
音質 | ビット深度 | サンプルレート | ビットレート |
Ultra HD | 24ビット | 44.1〜192kHz | 3730kbps |
HD | 16ビット | 44.1kHz | 850kbps |
SD | 16ビット | 44.1kHz | 256kbps |
SD音質であるAmazon Music Unlimitedは、可変ビットレートを採用していてます。
メロディの変化が大きいときにビットレートを上げたり、メロディの変化が小さいときにビットレートを下げたりできます。
そうすることで軽い容量でも比較的高音質で音楽を楽しめるので、たくさんダウンロードできるのが魅力です。
Ultra HD音質のサンプルレートは楽曲によって異なります。サンプルレートが高いと音質が良いです。
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料金プランの比較
音楽の聴き放題サービスでは、様々なプランが用意されています。
プライム会員だと年会費プランを選択できたり、月会費から200円引きになったりとお得。
サービス名 | 月会費 | 年会費 |
Amazon Music HD 個人プラン(プライム会員) | 1,780円 | 17,800円 |
Amazon Music HD 個人プラン(非プライム会員) | 1,980円 | なし |
Amazon Music HD ファミリープラン(プライム会員) | 2,480円 | 24,800円 |
Amazon Music HD ファミリープラン(非プライム会員) | 2,480円 | なし |
Amazon Music Unlimited 個人プラン(プライム会員) | 780円 | 7,800円 |
Amazon Music Unlimited 個人プラン(非プライム会員) | 980円 | なし |
Amazon Music Unlimited ファミリープラン(プライム会員) | 1,480円 | 14,800円 |
Amazon Music Unlimited ファミリープラン(非プライム会員) | 1,480円 | なし |
Amazon Music Unlimited Echoプラン | 380円 | なし |
個人プランとは
1人で使う方向けのプランで、端末間の同時再生が1台まで。
例えば、パソコンで再生しつつ、スマホで再生というのができません。
パソコンで再生するなら、スマホの再生を止める。スマホで再生するなら、パソコンの再生を止める。
Amazonプライム会員なら、月会費が200円引きになり、年会費プランで2ヵ月分無料になります。
ファミリープランとは
家族で使う方向けのプランで、端末間の同時再生が6台まで。
Amazonアカウントを持っている家族を5人まで招待することでき、家族も音楽の聴き放題サービスを使うことができます。
Amazonプライム会員なら、年会費プランで2ヵ月分無料になります。
家族や仲間6人で年会費を割ったら1人あたり金額をすごく安い。
Echoプランとは
Amazon Music Unlimitedのみで選択できるEchoプラン。
Echo端末に「アレクサ、Amazon Music Unlimitedに登録して」と言うと登録できます。
ただし、Echo端末でしか音楽を流せないので注意。
対象端末と推奨機器
対象の端末は、基本的にAmazon Music Unlimitedと同じiOS、Android、Mac、Windowsで利用できます。
Amazon Music HDを利用してUltra HD音質の楽曲を再生する際は注意が必要です。
Amazon Music HDをiOSで再生
Amazon Music HDを利用するためにiOSのバージョンが11以上である必要があります。
iPhoneもしくはiPadの設定で「一般」⇒「情報」を順に開き、「バージョン」より確認できます。
iOSのバージョンが11以上であれば、最大24ビット/48kHz(HD音質)で音楽を再生可能。
サンプルレートが48kHzよりも上の96kHzまたは192kHz(ハイレゾ音質)の音楽を再生するには、ハイレゾ対応のDACを接続する必要があります。
その場合、Amazon Musicアプリの設定より「Alexaハンズフリーモード」をオフにしないといけません。
Amazon Music HDをAndroidで再生
Android OSバージョン5.0以上である必要があります。
機種によってバージョンを確認できる箇所は異なりますが、たいていは「設定」⇒「デバイスオプション」または「端末オプション」から確認ができます。
ハイレゾ音源での再生は、機種の性能によって異なるので、取扱説明書やメーカーのサポートにお問い合わせしましょう。
Amazon Music HDをMacで再生
2013年以降に発売されたMacであれば、Amazon Music HDを利用できます。
ただし、デフォルトの設定ではハイレゾ音源で再生ができません。
「Audio MIDI設定」より出力している機器のフォーマットを「24ビット整数 96.0kHz」もしくは「24ビット整数 192.0kHz」を選択します。
Amazon Music HDをWindowsで再生
Windowsのパソコンの性能やDACによって、ハイレゾで再生できるかが決まります。
不明な点は、ご利用のパソコンメーカーにお問い合わせください。
Amazon Music HDをヘッドフォン
ハイレゾ認定されているヘッドフォンでは、40kHzの高い動的周波数に対応できるものが推奨されています。
ワイヤレスヘッドフォンは、Qualcomm aptX/aptX HDまたはSony LDACワイヤレスの機能が搭載されているものサポートされています。
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Amazon Music HDのメリット、デメリット
実際に使ってみた良い点をいくつか挙げていきます。
サービス利用前に参考していただけたら嬉しいです。
Amazon Music HDのメリット
- CDよりも音質が良いハイレゾ音源を再生できる
- ハイレゾ音源をダウンロードしてオフラインで再生できる
ハイレゾ音源で綺麗で滑らかな表現で、音楽を楽しむことができます。
ダウンロードすることもできるため、外でハイレゾ音源を聞けます。
控えめに言って、最高すぎます。
Amazon Music HDのデメリット
- 容量が大きい
- データ通信大量消費
- 最高音質を楽しむためにDACを用意する必要がある
容量が大きいため、端末の空きストレージによっては、数曲しかダウンロードできない可能性があります。
スマホでストリーミング再生時またはダウンロード時にWi-Fiを使わないと、データ通信があっという間に消費してしまいます。
ただし、このデータ通信が消費するデメリットはある方法で解消できます。その秘密は後ほど紹介します。
最高音質のハイレゾ音源を楽しむためには、DACを必要とすることがほとんど。
Androidではハイレゾ音源に対応しているスマホがあったり、パソコンの性能が良いとDACなしで高音質で楽しめます。
Amazon Music HDのデメリットを覆す格安SIM
下記のデメリットを解消する方法があります。
- 容量が大きい
- データ通信大量消費
容量が大きいと数曲しかスマホにダウンロードできないし、他のアプリや画像をダウンロードできなくなってしまう可能性があります。
だからといって、ダウンロードせずに外出先でストリーミング再生するとデータ通信量を消費してしまいます。
このデメリットを解消できる格安SIMがあります。
BIGLOBEモバイルとOCN モバイル ONEの2社です。
上記2社では、Amazon Musicの利用でデータ通信量が消費されないプランがあります。
BIGLOBEモバイルの「エンタメフリー・オプション
ダウンロードせずに、ストリーミング再生し放題なので、容量も気にすることはありません。
そもそも格安SIMって何?
今使っているdocomoもしくはauのスマホのSIMをBIGLOBEで提供されている格安SIMに差し替えることで、低価格でスマホを利用することができます。
格安SIMを提供する会社はインターネットでの販売がメインで、実店舗を構えない業務形態で人件費を削減しています。
@docomo.ne.jpや@ezweb.ne.jpなどのキャリアメールが使えず、通話料金が格安SIMの方が若干高いこともあり、通常のキャリアよりはかなり安くスマホを利用できます。
残念ながら、格安SIMを使っていない人のことを情報弱者と言われる時代になってきました。
また、下記のようなことを防げるので、機械に疎い人にもぴったり。
両親の回線を格安SIMとした理由ですか?
→両親をケータイショップに行く要素をなくすためです。機種変しようとして情弱とわかると、使いもしないのに50GBプラン、コンテンツ、SDカード、光、クレカ、電気も押し付けようとするなど、そういった特殊詐欺に遭わないようにするのに格安SIMは合理的です
— Naoki Mukai (@jinguji1) September 16, 2019
どっちがお得なの?
BIGLOBEモバイルのサイトからの引用ですが、こちらのグラフをご覧ください。
格安SIMを取り扱っている大手の会社と比較したところ、BIGLOBEモバイルがいちばん安いことがわかっています。
例えば、データ3GB・音声通話・エンタメフリーオプションの契約だと月々2,080円しかかかりません。2年縛りもありません。
月々10,000円近く払っている人は、BIGLOBEモバイルにすることで月々8,000円くらい節約になります。
そのため、2年経つころには8000(円)×24(ヵ月)=192,000(円)が浮くので、新しいiPhone代に当てられますよね。(iPhoneじゃなくてもいいけど)
\Amazon Music再生し放題!/
BIGLOBEモバイルにする
さいごに
Amazon Music HDとAmazon Music Unlimitedの比較をさせていただきました。
「音質なんてどうでも良いし」
なんて思っている方が、案外Amazon Music HDかもしれないですよ。
僕もそんな感じで高音質にどハマりしてしまいました。笑
今なら90日間の無料体験可能です。