CapCutに最初から入っている効果音を、収益化している動画や仕事の動画に使っていいのか、迷っていないでしょうか。
調べると「商用OK」と書いた記事と「商用NG」と書いた記事の両方が出てきて、結局どちらなのか分からなくなりがちです。
答えはCapCutの規約にはっきり書いてありますが、日本語版が公開されていない契約書の中なので、ほとんど読まれていません。
※本記事にはプロモーションが含まれます。
この記事では、CapCutの利用規約と素材ライセンス契約を原文で読み、効果音にかかわる条文だけを取り出して解説します(2026年9月23日時点)。
CapCutの効果音は、「commercial(商用)」のマークが付いていなければ、個人的・非商用の利用に限られます。
収益化しているYouTube動画や企業の案件動画には、商用で使える外部の効果音をCapCutに取り込むのが安全です。
同じ編集アプリでも、VLLOは公式に「商用・非商用を問わず」使えると明言していて、ルールはアプリごとにまったく違います。
なお、アプリの中の素材は入れ替わることがあるので、最後は素材ごとの表示と最新の規約でも確かめてください。
結論|CapCutの効果音は「商用マーク」が無ければ個人・非商用専用

最初にひとつ誤解を解いておくと、CapCutで動画を編集すること自体が、商用だから禁止されているわけではありません。
利用規約に、アプリを仕事の編集に使うことを禁じる条文は見当たりません。
商用かどうかの線引きは、アプリの中に入っている「素材」に対して決められています。
効果音もその素材のひとつで、画面によっては「サウンドFX」と表示されています。
- 「commercial」のマークが付いた効果音 … 個人・非商用に加えて、宣伝や広告など決められた範囲の商用にも使える
- マークが付いていない効果音 … 個人的・非商用の利用だけ
- 有料(Pro)の効果音 … お金を払っても、判断の基準はマークの有無のまま
よくある使い方に当てはめると、次のようになります。
- 家族の記録や趣味の動画(収益化なし) … 使える
- 収益化しているYouTube動画 … マークの無い効果音は使わないのが安全
- 企業の宣伝・広告の動画 … マーク付きの素材だけを、決められた範囲で
- TikTokでの商用の投稿 … 効果音はマークで判断。音楽は「Commercial Sounds」なら使える
いちばん迷うのは、YouTubeで広告収入を得ている動画です。
実は、規約には「収益化」という言葉そのものは出てきません。
ただ、マークの無い素材に許されているのは「個人的で非商用のSNS投稿」などなので、広告収入が発生する動画はそこから外れると考えるのが自然です。
迷ったら、マークの無い効果音は収益化する動画に入れないのがいちばん安全です。
CapCutのルールは「利用規約」と「素材ライセンス契約」の2本立て

CapCutの規約は、アプリ全体の「利用規約」と、素材の使い方を決めた「素材ライセンス契約」に分かれています。
日本語版がある利用規約(2026年4月15日更新)の第10条は、効果音を含む素材の扱いを素材ライセンス契約に任せています。
当社コンテンツとは、お客様のプロジェクトで使用するためにCapCutが直接提供するクリエイティブ素材(テンプレート、動画クリップ、画像、ステッカー、テキストテンプレート、フォント、サウンドエフェクト、特殊効果、フィルター、キャンバス、アニメーションなどを含みますがこれらに限定されません。)(「当社コンテンツ」)を意味します。
当社コンテンツを商用目的又は非商用目的で利用できるかどうかを定めた条件は、お客様が利用するCapCut製品毎に異なる場合があり、CapCut素材ライセンス契約に定められています。
CapCut 利用規約 第10条より
「サウンドエフェクト」、つまり効果音が、はっきり名指しされています。
ところが肝心の素材ライセンス契約は、公式サイトでは英語版しか公開されていません(2026年1月22日更新)。
契約書の中でも「言語版の間に食い違いがあれば英語版が優先する」と定められています。
そこでこの記事では、英語の原文をそのまま引用して、当ブログの訳を添えます。
ちなみに同じ第10条では、ByteDanceの別サービス「Pippit」について、商用目的で素材を使うことが明示的に許可されています。
わざわざ別扱いにしているということは、CapCut本体の素材は無条件に商用OKではない、ということでもあります。
また、アメリカのユーザーには別の契約が適用されるので、海外の英語記事の説明をそのまま当てはめないよう注意してください。
効果音と音楽は、別の条文で決まっている

CapCutの規約を読むときにいちばん大事なのは、効果音と音楽がまったく別の条文で扱われていることです。
We offer you a variety of video editing resources on the Platform, which include but are not limited to video clips, pictures, stickers, text templates, text with special effects, fonts, sound effects, special effects, filters, canvases, video animation and/or sticker animation (collectively, the "Platform Materials"). We also offer you libraries of licensed music from which songs may be selected for inclusion in your video content ("Music Materials").
CapCut Materials License Agreement(2026年1月22日更新)
訳すと、効果音(sound effects)はフォントやフィルターと同じ「素材(Platform Materials)」の仲間です。
いっぽう音楽は、「音楽素材(Music Materials)」として別枠になっています。
その音楽のほうは、さらに2種類に分かれます。
- Sounds(通常の音楽) … 個人の娯楽・非商用の動画に限る。ブランドや事業の宣伝に使うのは不可
- Commercial Sounds(商用サウンド) … 商用で使える音楽。ただし使える場所はCapCut・TikTok・TikTok for Businessだけ
Commercial Users may show or share their video that includes a Commercial Sound within CapCut, TikTok and TikTok for Business. Any uses of Commercial Sounds outside of the Permitted Platforms require you to obtain separate permission and license the necessary rights directly from all necessary rights holders.
CapCut Materials License Agreement(2026年1月22日更新)
訳すと「商用の利用者は、Commercial Soundsを使った動画をCapCut・TikTok・TikTok for Businessで公開できる」です。
続けて「それ以外の場所で使うには、権利者から別に許可を取る必要がある」と書かれています。
つまり「商用利用:TikTokとCapCut」と表示されている曲は、その2つの中でなら商用に使えるという意味です。
YouTubeやInstagramで使ってよい、という意味ではありません。
ネット上では「Commercial Soundsと書かれた素材なら効果音も商用OK」という説明を見かけます。
ですが、Commercial Soundsは音楽ライブラリの呼び名で、効果音の話ではありません。
効果音が商用で使えるかどうかは、音楽とは別の「マーク」のルールで決まります。
「商用」マークとダイヤマークは意味が違う

効果音を含む素材について、素材ライセンス契約は「非商用だけの素材」と「限定的に商用にも使える素材」の2つに分けています。
While certain Platform Materials may only be permitted for personal and non-commercial use and purposes ("Non-commercial Use Materials"), certain Platform Materials may be used for limited commercial purposes in addition to personal and non-commercial use and purposes ("Dual Use Materials").
Dual Use Materials will be made available with specific marks (e.g., "commercial use", "commercial" marks) on the Platform.
CapCut Materials License Agreement(2026年1月22日更新)
商用にも使える素材には、「commercial use」「commercial」といったマークが付けられる、と書かれています。
逆に言えば、マークが付いていない効果音は非商用専用です。
ここでよく混同されるのが、Pro(有料)の素材に付いているダイヤのマークです。
Platform Materials (i.e., both Non-commercial Use Materials and Dual Use Materials) may be provided to you for free or for a fee.
CapCut Materials License Agreement(2026年1月22日更新)
非商用の素材にも商用の素材にも、無料のものと有料のものがある、という意味です。
ダイヤは「お金がかかる素材」の印であって、「商用で使える素材」の印ではありません。
もうひとつ、素材ごとに「使える期間」と「使える地域」が決まっていることも、規約に書かれています。
The license term and licensed territory of the Platform Materials will be displayed to you on the Platform in the manner of a statement, description, note or other indication.
CapCut Materials License Agreement(2026年1月22日更新)
期間と地域はアプリ内に表示されるとされていて、期間が切れたあとや地域の外で使うことは、契約の重大な違反とされています。
- 「commercial」のマークが付いているか(ダイヤの有無とは別)
- 素材ごとに表示される、使える期間と地域
- テンプレートを使うなら、テンプレートの「ライセンス情報」が何を判定しているか
3つ目のテンプレートの「ライセンス情報」には、少し注意が要ります。
CapCutの説明では、この機能が商用に使えるかを判定するのは、テンプレートの中の差し替えできないフォント・サウンド・ステッカー・映像だけです。
自分であとから足した効果音や素材は、判定の対象に入っていません。
規約の原文で分かった、見落としやすい4つのルール

ここからは、ほかの解説記事ではまず触れられていない条文を4つ紹介します。
どれも素材ライセンス契約の本文に書かれていることで、効果音にもそのまま当てはまります。
① 商用の素材と非商用の素材を混ぜると、動画全体が非商用になる
For clarity, if the content you create on the Platform incorporates both Dual Use Material and Non-commercial Use Material, you can only use such content for the personal and non-commercial use, but not for any commercial use or purpose.
CapCut Materials License Agreement(2026年1月22日更新)
商用のマークが付いた効果音を選んでいても、マークの無い素材が1つでも入れば、その動画は丸ごと非商用扱いになります。
効果音だけでなく、フォントやステッカー、フィルターも同じ「素材」なので、動画全体で確かめる必要があります。
② 書き出したあと、CapCutの外で素材に手を加えてはいけない
under such license you may edit the Platform Material only on the Platform and after you export the content you create from the Platform, you can only display such Platform Material as part of the content without further modification.
CapCut Materials License Agreement(2026年1月22日更新)
素材の編集はCapCutの中だけで行い、書き出したあとは手を加えずにそのまま見せる、というルールです。
禁止事項の一覧にも、CapCutの外で作品の中の素材を編集・変更することが、はっきり挙がっています。
CapCutで効果音を付けて書き出した動画を、別の編集ソフトで仕上げ直すと、この条文に引っかかりやすくなります。
効果音だけを抜き出して別の動画に使い回すのも、素材の抜き出しを禁じる条文に当たるので避けてください。
③ アカウントを消すと、素材の利用許諾も終わる
If this Agreement or your account with the Platform is terminated by you or us, your license under this Agreement will be terminated automatically.
You shall remove the Platform Material from the content you create. If you are not able to remove the Platform Materials from your content, you shall no longer distribute or otherwise exploit such content as long as the content includes the Platform Material.
CapCut Materials License Agreement(2026年1月22日更新)
CapCutのアカウントを削除すると、素材を使う許可もその時点で自動的に終わる、という条文です。
その後は作品から素材を取り除く必要があり、取り除けない場合は、その作品を配信・利用してはいけないとされています。
さらにCapCut側も、理由を示さずにこの契約を終わらせられると書かれています。
日本語の利用規約でも、素材を使う許可は「取消可能」なものとされています。
今すぐ何かをしなければいけない話ではありません。
ただ、長く公開し続ける動画や仕事の動画にCapCutの素材を入れるなら、知っておきたい条文です。
④ お金を払ったPro素材でも、商用OKとは限らない
先ほどの「有料か無料か」と「商用か非商用か」は別の軸、という話の続きです。
CapCut Proに加入していても、使った効果音にマークが無ければ、非商用の扱いは変わりません。
また有料の素材は、書き出した動画1本ごとに許可が出る仕組みです。
規約には、単品で支払った素材は、書き出した動画を少しでも編集し直すと、もう一度支払いが必要になる例が書かれています。
サブスクリプションなら、期間内は追加料金なしで使える場合があるとされています。
収益化・案件動画・結婚式ムービーはどうなる?

ここまでの条文を、実際によくある使い方に当てはめてみます。
YouTubeで収益化している動画
マークの無い効果音は、使わないのが安全です。
非商用の素材に許されている使い道は「個人的で非商用のSNS投稿」などで、広告収入が発生する動画はそこから外れると考えられるためです。
「バレるかどうか」を気にする声もありますが、問題は見つかるかどうかではなく、規約の範囲の外で動画を出し続けることのほうです。
素材ライセンス契約は、許可の範囲を超えた利用で生じた請求や損害は、利用者が責任を負うと定めています。
企業の宣伝・広告の動画(案件動画)
マーク付きの素材だけで作った動画なら、商用で使える場面が規約に列挙されています。
- ECサイトでの商品やサービスの宣伝・広告(品質などを保証する表現には使えない)
- そのほかのオンラインメディアで配信する宣伝・広告
- パンフレットやポスターなど、売り物ではない印刷物
- 看板や車体広告などの屋外広告
ただし音楽は別で、Commercial Soundsを使えるのはCapCut・TikTok・TikTok for Businessの中だけです。
YouTubeやInstagramの広告に使う動画には、CapCutの音楽を入れないでください。
また、たばこや医薬品、健康関連の商品やサプリメントの広告には素材を使ってはいけない、という禁止事項もあります。
TikTokに商用で投稿する
TikTokは、CapCutの素材がいちばん使いやすい場所です。
音楽はCommercial Soundsを選べば商用の投稿にも使え、効果音はマーク付きのものを選べば宣伝に使えます。
ただしTikTok側にも、ビジネス目的の投稿で使える音源のルールがあるので、TikTokの表示もあわせて確かめてください。
結婚式のムービー
家族や友人に見せる結婚式のムービーは、個人的・非商用の利用にあたると考えられるので、規約上はCapCutの効果音を使えます。
ただ、式場によっては持ち込む映像の音について独自のルールがあるので、会場にも確かめておくと安心です。
収益化する動画なら、効果音は外から入れるのが安全

収益化している動画や仕事の動画で、いちばん迷わずに済むのは、CapCutの外から効果音を持ち込む方法です。
自分でダウンロードして取り込んだ効果音には、CapCutの素材ライセンス契約ではなく、配布しているサイトの規約が適用されます。
たとえば効果音ラボなら、商用利用は無料で、クレジット表記も報告も要らず、収益化した動画にも使えます。
効果音ラボのように、規約で商用利用を認めているサイトから落とします。
音の名前が分からないときは、呼び名から探せる記事を下に用意しています。
「オーディオ」→「サウンド」→「デバイスから」で、スマホに保存した音声ファイルを選べます。
取り込んだ効果音は、CapCutの素材と同じように位置や長さを調整できます。
ひとつだけ注意したいのは、逆向き、つまりCapCutの効果音を抜き出してほかのソフトで使うことはできない点です。
素材ライセンス契約は、素材を作品から抜き出すことや、素材だけを単体で配ることを禁じています。
「テッテレー」「デデーン」のような呼び名から、効果音ラボでの正式名称を引ける記事はこちらです。

効果音ラボの規約やダウンロードの手順は、こちらにまとめています。

VLLOは公式FAQで「商用・非商用を問わず」OK

CapCutと並んでよく使われる編集アプリのVLLOは、ルールがまったく違います。
公式サイトのよくある質問に、効果音の扱いがはっきり書かれています。
VLLOが提供するコンテンツ(BGM、効果音、ステッカー、フレーム、テンプレート、ラベル、字幕)を使って動画を作成し、Youtube、ソーシャルメディア、ホームページなどにアップロードし、商用・非商用を問わず利用することは著作権違反ではありません。
Youtube上のコンテンツは、Youtube自体の視聴から収益化することができます。
帰属表示は必須ではありませんが、推奨されます。
VLLO よくある質問(著作権)より
商用・非商用を問わず使えて、YouTubeでの収益化も明記され、クレジット表記も必須ではありません。
投稿したあとにYouTubeから著作権の通知が届いた場合の対応も、公式が案内しています。
著作権上の問題なくサービスをご利用いただけるよう、最善を尽くしておりますが、YouTubeのアルゴリズムにより、VLLOのBGMを別の楽曲と認識し、著作権侵害が報告されることがあります。
お手数をおかけして申し訳ございませんが、VLLOで使用されている曲名と著作権侵害の内容をキャプチャーしていただき、「お問い合わせ」よりお送りください。
折り返し、異議申立の方法をご案内させていただきます。
VLLO よくある質問(著作権)より
書き出した動画をほかの編集ソフトで仕上げることも、公式に認められています。
編集後、VLLOが提供するステッカー、フレーム、BGMなどのコンテンツを利用して、抽出した動画を他の編集プログラムでさらに編集することができます(二次編集)。
ただし、VLLOが提供するコンテンツを無断で画面録画(画面キャプチャ)したり、BGMを別途抽出して他のプログラムで使用すると、著作権法違反となり、法的な問題に発展する可能性がありますのでご注意ください。
VLLO よくある質問(著作権)より
- 商用利用 … CapCutはマーク付きの素材だけ/VLLOは商用・非商用を問わずOK
- YouTubeの収益化 … CapCutは規約に記載なし(マーク無しは避けるのが安全)/VLLOは収益化できると明記
- ほかのソフトでの仕上げ … CapCutは素材に手を加えるのは不可/VLLOは二次編集OK
- 音だけを抜き出して使う … どちらも不可
ほかの編集アプリの内蔵効果音は? 規約を比較

ほかの定番の編集アプリも、公式の規約や使用許諾契約を読んで比べました(2026年9月時点)。
| アプリ | 内蔵の効果音・音の扱い | 根拠 |
|---|---|---|
| CapCut | 「commercial」マーク付きの素材だけ、宣伝や広告など決められた範囲で商用可。マークなしは個人・非商用のみ | 素材ライセンス契約(2026年1月22日) |
| VLLO | 商用・非商用を問わず可。YouTubeの収益化も可。クレジットは推奨 | 公式FAQ |
| iMovie(Mac) | 付属のオーディオは個人的・非商用の利用のみ | Appleの使用許諾契約(2024年8月20日) |
| iMovie(iPhone・iPad) | 付属の素材で作った動画の配信は可。ただしサウンドトラックは個人的・非商用のみ | Appleの使用許諾契約(2022年1月19日) |
| Canva | Canvaのデザインの一部としてなら商用可(Pro素材はPro契約か購入が必要)。区分の違う素材を混ぜると、いちばん厳しい区分が全体に適用 | コンテンツライセンス契約 |
| Filmora | 「商用利用可能」ラベルの付いた効果音のみ。AI生成の効果音は不可。商用で書き出すなら本体のビジネス向けライセンスも必要 | 日本公式サポート |
| PowerDirector | 付属のメディアコンテンツ(音声を含む)は、商用目的で使わないことが条件 | 使用許諾契約書(2024年2月29日更新) |
| Premiere Pro | Adobeが無料で配る効果音集は、作品に組み込んで使える。単体での配布は不可 | Adobe公式ページ |
| DaVinci Resolve | 無料配布のFairlightサウンドライブラリは、DaVinci Resolveで仕上げる作品に限り個人・商用とも可 | ライブラリに同梱の使用許諾(公式フォーラムでの引用) |
| InShot | 規約は「素材ごとのライセンスに従う」という書き方で、一律の可否は書かれていない | 利用規約(2024年5月10日) |
| VN | 公式サイトに、内蔵の音源を商用で使えるかの記載なし | 公式サイト |
| Edits(Instagram) | Edits専用の規約は見当たらない。Metaの音楽ライブラリは「個人的な非商用利用が目的」、サウンドコレクションは広告にも使える | Instagramヘルプ |
この中で意外だったのが、iMovieとPowerDirectorの2つです。
iMovieはMac版の使用許諾契約で、付属のオーディオを「個人的かつ非商用の利用」に限っています。
all Media Content included in the Apple Software may be used on a royalty-free basis in your own video projects but may not be distributed on a standalone basis (and audio Media Content may only be used for your own personal, non-commercial use).
iMovie(Mac)使用許諾契約(2024年8月20日)
いっぽうiPhone・iPad版の契約では、非商用に限られているのは「サウンドトラック」だけで、書き方が違います。
「iMovieの音は著作権フリーだから大丈夫」と紹介されることもありますが、少なくともMac版の付属の音を収益化する動画に使うのは避けたほうが安全です。
PowerDirectorも、「商用利用OK」と紹介されることが多いソフトです。
ところが現行の使用許諾契約書(2024年2月29日更新)には、付属のメディアコンテンツの利用条件として次の一文があります。
メディアコンテンツを違法、興行、商用目的、公序良俗に反して利用しないこと。
CyberLink PowerDirector 2025 使用許諾契約書より
ここでいうメディアコンテンツには、テンプレートや画像と並んで「音声」が含まれています。
ソフト自体を仕事に使えるかどうかと、付属の音を商用に使えるかどうかは、別の話だと考えてください。
気になる場合は、使う前にCyberLinkのサポートに確かめるのが確実です。
仕事で使う効果音は、ライセンスがはっきりした素材で

ここまで見てきたとおり、編集アプリに入っている効果音の条件は、アプリごとにばらばらです。
しかも規約は予告なく変わることがあり、使った時点では問題なくても、あとから条件が変わる可能性があります。
素材ごとにマークや期間を確かめる手間がかかります。
アカウントの削除や規約の変更で、あとから使えなくなるおそれがあります。
取引先に「この音の権利は大丈夫か」と聞かれたとき、はっきり答えにくくなります。
仕事の動画でこうした心配をなくしたいなら、商用のライセンスがはっきりした音源サービスを使う方法があります。
日本のサービスではAudiostock(オーディオストック)が、BGMと効果音を合わせて100万点以上そろえています。
クレジット表記の義務がなく、どの編集アプリに取り込んでも条件が変わりません。
プランは2つあり、使える範囲がはっきり違うので、選び間違えないようにしてください。
- 動画配信者プラン … 料金が安いかわりに、契約者本人が運用するアカウントに限られます。受注した仕事の動画には使えません。
- スタンダードプラン … 用途の制限がなく、受注した仕事や企業のVPにも使えます。30日間の無料トライアルがあります。
自分のチャンネルだけで完結するなら動画配信者プラン、受注した仕事の動画を作るならスタンダードプランです。
無料の効果音サイトで足りているなら、無理に契約する必要はありません。
どちらのプランも1年契約で、途中で解約することはできません。
料金・無料トライアル・解約の画面は、実際に申し込んで確かめたこちらの記事にまとめています。

CapCutの効果音についてよくある質問

- CapCutの効果音は著作権フリーですか?
著作権フリーではありません。
素材の権利はCapCut側が持ったままで、使ってよい範囲が素材ライセンス契約で決められています。
無料で使えることと、どこにでも使えることは別です。
- CapCut Proに課金すれば、効果音を商用で使えますか?
課金しただけでは変わりません。
規約上、有料か無料かと、商用に使えるかどうかは別の軸です。
商用に使えるのは「commercial」のマークが付いた素材です。
- CapCutの効果音を使った動画で収益化したら、バレますか?
見つかるかどうかより、規約の範囲の外で動画を出し続けることが問題です。
CapCutは、理由を示さずに素材の利用許可を終わらせられると規約に定めています。
心配なら、効果音を商用で使えるものに差し替えておくのが確実です。
- 「商用利用:TikTokとCapCut」と表示された曲は、YouTubeで使えますか?
使えません。
この表示はCommercial Soundsのことで、商用で使える場所はCapCut・TikTok・TikTok for Businessに限られます。
ほかの場所で使うには、権利者から別に許可を取る必要があると規約に書かれています。
- テンプレートに入っている効果音は、商用で使えますか?
テンプレートの「ライセンス情報」で、差し替えできない素材が商用に使えるかを確かめられます。
ただし判定されるのは、差し替えできないフォント・サウンド・ステッカー・映像だけです。
自分で追加した効果音は判定の対象外なので、別に確かめてください。
- 効果音ラボの効果音をCapCutに入れて、収益化してもいいですか?
問題ありません。
取り込んだ効果音には効果音ラボの規約が適用され、商用利用は無料で、クレジット表記も要りません。
- CapCutの効果音をダウンロードして、ほかの編集ソフトで使えますか?
できません。
素材ライセンス契約は、素材を作品から抜き出すことや、素材だけを単体で配ったり使ったりすることを禁じています。
ほかのソフトで使う効果音は、はじめから外部のサイトで用意してください。
- 結婚式のムービーに、CapCutの効果音を使ってもいいですか?
家族や友人に見せる結婚式のムービーは、個人的・非商用の利用にあたると考えられるので、規約上は使えます。
ただし式場ごとに持ち込み映像のルールがあるので、会場にも確かめてください。
- iMovieの効果音は、YouTubeの収益化に使えますか?
Mac版のiMovieは、使用許諾契約で付属のオーディオを個人的かつ非商用の利用に限っています。
収益化する動画には、Mac版の付属の音は使わないのが安全です。
iPhone・iPad版は、非商用に限られるのが「サウンドトラック」と書かれていて、Mac版とは書き方が違います。
- VLLOの効果音は、収益化した動画に使っても大丈夫ですか?
公式FAQで、商用・非商用を問わず使え、YouTubeでの収益化もできると明記されています。
YouTubeの自動判定で申し立てが来たときは、VLLOに問い合わせれば異議申し立ての方法を案内してもらえます。
まとめ:CapCutの効果音は「マーク」と「使う場所」で決まる

CapCutの効果音が商用で使えるかどうかは、規約を読むとかなりはっきりしています。
分かりにくく見えるのは、効果音と音楽の条文が混ざって説明されていることと、契約書が英語でしか公開されていないことが原因です。
- CapCutの効果音は「素材(Platform Materials)」の一部で、音楽とは別のルールで決まる
- 「commercial」のマークが付いた効果音だけが、宣伝や広告など決められた商用に使える
- マークの無い効果音は個人的・非商用の利用だけ。収益化する動画には入れないのが安全
- ダイヤ(Pro)は有料の印で、商用OKの印ではない
- 商用の素材と非商用の素材を混ぜると、動画全体が非商用になる
- 書き出したあとにCapCutの外で素材に手を加えるのは不可。アカウントを消すと許諾も終わる
- 音楽のCommercial Soundsが使えるのは、CapCut・TikTok・TikTok for Businessの中だけ
- VLLOは公式に「商用・非商用を問わず」OKで、ルールはアプリごとに違う
収益化する動画では、効果音ラボのような商用OKの効果音をCapCutに取り込んで使うのが、いちばん確実です。
音の名前が分からなくて探せないときは、呼び名から正式名称を引ける記事をどうぞ。

BGMも探している場合は、こちらにまとめています。

